量子コンピューティングのスタートアップIonQは米国時間6月3日、Softbank Investment Advisorsと提携し、量子コンピューティングシステムをソフトバンクのポートフォリオ企業にもたらすと発表した。Softbank Investment AdvisorsはSoftBank Vision Fund 1とSoftBank Vision Fund 2を運用しており、IonQにも投資することになる。
量子コンピューティングにまつわる今回の提携によって、IonQは世界の複数の業界にリーチを拡大できる可能性がある。また、Softbank Vision Fund 2によるIonQへの投資が発表されているものの、その条件は明らかにされていない。
IonQにとって、今回の提携と投資は今後の発展に大きく寄与するだろう。IonQは特別買収目的会社(SPAC)であるdMY Technology Group IIIとの合併を通じて株式公開企業となる計画を有している。
IonQの最高経営責任者(CEO)Peter Chapman氏は、Softbank Investment Advisorsとの提携によって、IonQは同社のシステムを「世界各地の起業家やビルダー、プロブレムソルバーのもと」に送り届けられるようになると述べた。
同社の11キュービットシステムは、「Amazon Braket」と「Microsoft Azure」上で利用可能となっている。また、IonQは32キュービットのシステムも有しており、2023年にはネットワーク接続によって機能強化していける、モジュラー型の小規模な量子コンピューターを構築する計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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