エイベックス・テクノロジーズは、VR空間で短尺アニメ制作ができるOculus QuestならびにOculus Quest 2向けアプリ「AniCast Maker」を、日本時間の4月16日に発売することを発表した。価格は2990円(税込)。
これはVR空間にスタジオを作り、演技、カメラ撮影、舞台設定など、さまざまな役割を1人で行うことで、最大15秒の短尺アニメが制作できるツール。発売時は2つのキャラクターモデルと、さまざまな背景や小道具、モーションなどのアセット(素材)が用意され、これらを活用した短尺アニメ制作が可能。制作した映像はSNSにアップロードし、視聴者から反応を得ることもできる。
同社では、YouTubeやTikTokなどの動画投稿・配信サービスの普及により、さまざまな分野で個人クリエイター主導のヒットコンテンツが登場しているとし、特に短尺の映像コンテンツの需要が高まっているという。また、TwitterやpixivなどのSNSの普及により、キャラクタービジネスにおいては二次創作の存在感が増している状況があるという。こうした動向を背景に、より多くのユーザーが短尺の映像コンテンツによる二次創作という新しい体験ができる環境を整えるべく、一般向けの「AniCast Maker」を開発したとしている。
今後、著名なゲーム・アニメとのコラボアセット(素材)を追加ダウンロードコンテンツとして配信・販売し、多種多様なIPとのコラボレーションを実現するとしている。
発売に先立ち、紹介動画「AniCast Maker Showcase」を公開。商品説明やデモンストレーション、今後コラボアセットを追加配信する、ゲーム・アニメのプロデューサーや監督の方々のコメントも収録している。あわせて、タレントで声優としても活動している前島亜美さんを起用したPVも公開している。
(C)2021 Avex Technologies Inc./AniCast RM Inc.
Developed by XVI Inc.
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス