カタールの航空会社であるQatar Airwaysは、同社が運行しているすべての「Airbus A350」において、搭乗客のスマートフォンから機内エンターテインメントシステム「Oryx One」を操作できるようにすると発表した。手を触れずに操作可能とすることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスクを下げられるという。
搭乗客が自分のスマートフォンでOryx Oneを使うには、機内無線LAN(Wi-Fi)サービス「Oryxcomms」に接続してから、前席背面のディスプレイに表示されたQRコードをスキャンする。これで、4000種類以上のコンテンツが用意されたOryx Oneを、機内のディスプレイなどに触ることなく楽しめる。
さらに、Qatar Airwaysの「Boeing 787-9」では、搭乗客が自分のBluetoothイヤホンを機内エンターテインメントシステムとペアリングし、Oryx Oneの音声を聴けるようになる。こちらの対応も、搭乗客が自分の所有物以外と接触する機会を減らすことで、COVID-19対策につなげる。
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