LINE Fukuokaと西日本鉄道は2月15日、「LINEを活用した西鉄グループのDX推進に関する連携協定」を締結したと発表した。
今回の協定では、交通・商業・観光などの西鉄グループ各事業と広範囲で連携。第一弾として、定期券発売所における混雑解消施策「LINEで順番待ち」を提供。西日本鉄道では、新年度や新学期における定期券発売所の混雑解消を目的に、LINEを活用して受付番号を発行。行列の解消、待ち時間の有効活用につなげるという。
開始日は3月1日で、天神定期券発売所にてスタートする。利用には、西鉄電車または西鉄バスのLINE公式アカウントを友だち追加し、アカウント内で「LINEで順番待ち」を選ぶと、受付番号を発行。順番が来ると、LINE上で通知が受け取れる。待ち時間を生かすため、定期券発売所周辺の店舗で利用できるクーポンもあわせて発行するという。
西日本鉄道は、福岡県を拠点とする大手私鉄の1社で、1日100万人以上が利用する鉄道・バスをはじめ、ショッピングセンター、オフィス、スーパーマーケット、ホテルや観光列車、遊園地など幅広く手掛けている。同社代表取締役社長執行役員の倉富純男氏は、「わかりやすい案内、スムーズな予約決済、モバイルオーダーなど、福岡の皆様の生活をより便利にしたい」と語った。
LINE Fukuokaは、LINE国内第2拠点として2013年に設立。「福岡市LINE公式アカウント」や“災害時モード”の開発など、スマートシティの実現に注力している。最近では、行政のDX化を目指すべく、福岡市LINE公式アカウントのソースコードやノウハウを他の自治体に無償で提供する「LINE SMART CITY GovTechプログラム」を全国でスタートさせている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」