NTTドコモは2月3日、開発を進めている「軽量ディスプレイグラス」の試作機を、同社の最新技術を紹介するイベント「docomo Open House 2021」(2月4日〜7日)にて公開すると発表した。
同試作機は、グラス型ウエアラブルデバイス。世界最軽量クラスとなる約49g(フロントアタッチメント、ケーブルを除く)の軽量性と、眼鏡のように着脱でき、折り畳んでコンパクトに持ち運べる利便性を実現。デザインと透過度の異なる3種類のフロントアタッチメントをワンタッチで交換でき、シチュエーションやコンテンツに応じて簡便に使い分けられるという。
ディスプレイ方式はOLED。画面解像度はフルHD(1920×1080)で、FOVは約40度。マイクとステレオスピーカーを内蔵する。USB Type-C端子を搭載しており、DP Alternate Mode対応のAndroidスマートフォンなどと接続するだけで、収録したコンテンツを大画面(4m先を見た場合に約100インチ相当)で楽しめる。また、ディスプレイはシースルー構造となっており、装着時も周囲の状況の確認が可能となっている。
同社では、試作を通して日常使いが可能なグラス型デバイスの可能性を検討。5Gの特性を生かして、多彩な周辺デバイスとそれらを活用したサービス・ソリューションによって新たな体験・価値を提供するマイネットワーク構想の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進するとしている。
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