パナソニック傘下のShiftallは1月12日、ネット接続型の電子メモデバイス「Croqy(クロッキー)」をCES 2021で発表した。同時に開催する「CES 2021 Panasonic in Tokyo」において、完全招待制で実機を展示するという。発売は、2021年1〜3月ごろを予定しており、希望小売価格は税込1万9999円。
Croqyは、タッチ対応の電子ペーパーを採用したメモデバイスで、タッチペンで書いた文字や絵を別のCroqyや、専用アプリをインストールしたスマートフォンと同期できるのが特徴。ネットワークサービスやスマートフォンアプリは無料で利用できる。
同社では、手書きならではの味やイラストが添えられるメモと、離れた場所でも意思疎通できるメッセンジャーアプリの利点を兼ね備えることで、新たなコミュニケーション需要を見込む。使用例として、孫が書いた手書きメッセージを離れて住む祖父母のCroqyに送ったり、子供が書いたメモを両親が出先からスマートフォンで確認などを挙げている。
表示部に電子ペーパーを採用したことで、メモは常時表示可能。1回の充電で約2カ月(1日10分間の書き込み、更新間隔30分)利用でき、インターネットに接続したあとであれば、メモを書いて送信ボタンを押すだけのシンプルなUIにより、子どもや高齢者でも難なく利用できるとしている。
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