Lenovoは「CES 2021」で、新しいデタッチャブル型デバイス「ThinkPad X12 Detachable」を発表した。ThinkPadブランドの新デバイスは、着脱式に対する顧客需要に応えるために開発したという。
ThinkPad X12 Detachableは、FHD+のIPS液晶を搭載する12.3型デバイスで、Intelの「Core i7 vPro」プロセッサーを搭載可能だ。オプションのペンを利用できるほか、デタッチャブルのフォリオキーボードを備えている。
また、「ThinkPad X1 Carbon」の最新版「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」などのThinkPadシリーズも発表された。「ThinkPad X1 Titanium Yoga」は360度回転型の2-in-1ノートPCで、同社がこれまで提供した製品で最薄(11.5mm)だという。いずれもIntelの「Evo vPro」プラットフォームに対応している。
さらにLenovoは、スマートグラス「ThinkReality A3」を発表した。これは仮想ディスプレイと3D可視化によって、「あらゆるレベルで仕事を変革する」ことを目指している。
LenovoのKevin Beck氏は、「市場で最も先進的かつ汎用性に優れた、エンタープライズ向けのスマートグラスだ。企業は常々、インテリジェントな変革に向け、懸命に取り組んでいるとわれわれに伝えており、これはそうした取り組みを支援する包括的なデジタルソリューションを提供するという当社の総合的な戦略の一環となる」と説明した。
「労働力の分散やハイブリッドなワークモデルがニューノーマルとなりつつあるため、企業はわれわれに新しい技術を求めており、よりインテリジェントに協業したいと考えている」(同氏)
このスマートグラスは、パソコンと接続するPCエディションと、インダストリアルエディションの2モデルがある。インダストリアルエディションは、複雑な作業環境でハンズフリーのAR(拡張現実)に対応したタスク向けに、Motorola製スマートフォンと接続できる。「ThinkReality」ソフトウェアプラットフォームに対応し、企業が複合現実(mixed reality)アプリケーションなどの開発、展開、管理などを行えるようになっている。
製品を開発するにあたり、Lenovoは「没入感がありながら、(ユーザーが)孤立しないよう」、柔軟性に注力したという。同社によると、インダストリアルエディションのスマートグラスは、工場の現場や研究所のほか、小売やホスピタリティー分野での作業を想定している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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