ライブ本番へ向けてバンドのメンバーが各自練習するにあたって、管楽器とドラムを担当するメンバーたちは苦労が多い。ほかの楽器と違って大きな音が出てしまうため、個人練習でもスタジオを確保しなければならない。ドラムの場合は外に音の出ない電子ドラムを使う方法があるものの、広いスペースが必要なうえ、振動は伝わるので、使える環境は限られる。
そこで、専用のスティックとスマートフォンさえあればドラムがプレイできる「PocketDrum 2」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
PocketDrum 2は、手に持つスティックと、足に装着するデバイスで構成された一種の電子ドラム。スティックなどは加速度センサーを内蔵していて、連携させたスマートフォンへ手と足の動きを伝える。スマートフォン上のアプリは、この動きをドラムの音に変換する。つまり、大きくかさばるドラムセットを使わずに、いつでも好きな場所でドラムの演奏ができるのだ。
アプリでは、バスドラム、タム、フロアタム、スネア、ハイハット、クラッシュシンバル、ライドシンバルで構成された、基本的なドラムセットが演奏可能。スティックにはバイブレーターが組み込まれており、振動フィードバックによりリアルな演奏感が楽しめるという。
自分で自由に叩くだけでなく、「Apple Music」で再生する音楽に合わせても演奏できる。音楽アプリ「GarageBand」に対応していて、GarageBandのドラムキットを使った演奏も可能。
Indiegogoでの目標金額は5000ドル(約52万円)。記事執筆時点(日本時間11月9日13時30分)でキャンペーン期間は13日残っているが、すでに目標の40倍を上回る約21万ドル(約2171万円)の資金を集めている。
PocketDrum 2の紹介ビデオ(出典:YouTube)
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