Facebookは米国時間11月5日、不正投票に関する偽情報を拡散していたグループを削除した。このグループには、34万8000人を超えるメンバーが参加していた。
「STOP THE STEAL」という公開グループは、共和党候補のDonald Trump大統領と民主党候補のJoe Biden氏の間で争われている米大統領選について、民主党が選挙を「盗もうとしている」という誤った主張を拡散していた。
「緊張が高まるこの期間に採用している例外的措置に従い、実世界の抗議活動を組織していたグループ『STOP THE STEAL』を削除した」とFacebookの広報担当者は述べ、「このグループは選挙プロセスの非合法化を目的に組織されており、当社は一部のメンバーが暴力行為を呼び掛けていたことを懸念した」とした。
5日にはこれに先立ち、FacebookにSTOP THE STEALグループの削除を求める声が人権活動家らから挙がっていた。同グループは4日に作成されてから、急速にメンバーを増やしていた。
このグループの動向を追っていた英団体Center for Countering Digital Hateは、STOP THE STEALグループのメンバーが暴力行為を呼び掛ける投稿のスクリーンショットを、Twitterに投稿した。中には、激戦州での「射撃任務」に加わるよう呼びかけるものや、「銃弾を使う時が来た。街に繰り出す時が来た」と主張するものもあった。Facebookが保有する分析ツール「CrowdTangle」の情報によると、このグループは、アリゾナ州、ジョージア州、フロリダ州などで開催される集会に参加するよう、ユーザーらに呼び掛けてもいたという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス