楽天モバイルは11月4日、契約事務手数料やMNP転出手数料を無償化すると発表した。あわせて、国内のMNOキャリアで初めてeKYCを導入する。
同社では、5Gプラン「Rakuten UN-LIMIT V」を9月30日に発表。追加料金なしで5Gが利用できるようになるほか、1年間無料のキャンペーンも引き続き実施している。10月12日には、SIM交換手数料、SIM再発行手数料の無料化などを発表しており、今回、契約事務手数料とMNP転出手数料を無償化。端末代や「Rakuten Link」を使わない場合の通話を除き、ほぼコストなしで利用できることから「ZERO宣言」の発表に至った。
同社のeKYC「AIかんたん本人確認」は、NECが提供する「Digital KYC」を採用。運転免許証の券面(厚みを確認するため斜めから撮影する必要あり)と顔をスマートフォンで撮影するだけで本人確認が完了する。eSIMとeSIM対応スマートフォンとの組み合わせにより、SIMカードの受け取りや本人確認書類の到着を待つことなく、オンラインでの手続き後すぐに通信サービスが利用可能になるという。
eKYCは、11月9日よりAndroid版の「my楽天モバイル」アプリで対応。11月30日には、同アプリのiOS版を提供予定としており、そのタイミングで利用可能になるという。iPhone XS以降のiPhoneであれば、eSIMに対応するためSIMカードの到着を待たずに利用することができる(iPadには対応しない)。今後は、ICチップの読み取り機能を追加し、「マイナンバーカード」も本人確認書類の対象になる予定だ。
同社では、新しいキャンペーンとしてRakuten UN-LIMIT Vの新規契約者を対象に、最大2万8000円相当の「楽天ポイント」を付与する施策を発表。11月4日の午前9時から12月1日午前8時59分まで、店舗では11月4日から11月30日まで、同プランを申し込むことで8000ポイントを付与する。さらに、対象のスマートフォンを購入することで、最大2万ポイントを還元するとしている。
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