米司法省は、同省が関わった中で最大規模だとするダークウェブの摘発について発表した。世界中で179のオンラインディーラーを逮捕し、1100ポンド(約500kg)の薬物を押収したという。米国は欧州の警察当局と協力して捜査を実施し、650万ドル(約6億8000万円)を超える現金と仮想通貨(暗号資産)を押収した。
ダークウェブへのアクセスに頻繁に使用されている匿名性重視のウェブブラウザー「Tor」にちなんで名づけられた「Operation DisrupTor」では、米国警察当局や欧州刑事警察機構(Europol)などが連携している。
逮捕件数は米国が121件で圧倒的に多く、ドイツで42件、オランダで8件、英国で4件、オーストリアで3件、スウェーデンで1件だった。警察当局によると、これらのダークウェブアカウントの背後にいる人物を特定するための捜査は継続中だという。
ダークウェブは、オンライン検索では簡単に発見できない、インターネットの隠された領域だ。薬物、盗難データ、武器などの違法商品を販売するマーケットプレイスがホスティングされている場合が多い。
米国時間9月22日に発表された今回の捜査はダークウェブに対する米国の捜査で「これまでで最大規模」だとJeffrey Rosen米司法副長官は会見で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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