NTTドコモは9月14日、「ドコモ口座」における不正利用に関する説明会を開催し、最新の被害申告状況や、今後の対策を説明した。
同社によれば、銀行からの申告ベースの被害件数は前回公表時より47件増えた120件で、被害総額は前回より552万円多い2542万円におよぶという。また当初、対象の銀行数は12行と発表していたが、1行は別の事象だったことがわかり、11行と改めた。
被害の申告に対するチャージ発生日時は、新規口座登録停止日より前が119件、停止日以降が1件(停止日前に紐付け)だった。また、チャージ停止銀行は、十六銀行と池田泉州銀行が加わり、22行となった。チャージを停止していない銀行での不正チャージは、9月14日0時時点で確認されていないという。
同社では、今回の不正利用を受けて、(1)銀行口座登録の申込受付停止、(2)不正利用が疑われるドコモ口座の利用停止、(3)専用コールセンターの設置という、3つの対策を実施済み。
また今後は追加対策として、ドコモ回線を契約していない顧客に対して、(1)銀行口座登録時のeKYCの実施、(2)銀行口座を登録済みの顧客にも改めてeKYCによる本人確認を実施、(3)SMS認証の導入、(4)各銀行と連携し、疑わしいチャージ履歴が検出された口座についての個別対応、の4つを実施する予定としている。
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