米連邦控訴裁判所は米国時間9月2日、米国家安全保障局(NSA)が米国民の通話記録を大規模に収集していた活動について、違法だとする判断を示した。この活動は誰が誰に電話をかけたかという通話記録を電話事業者から収集していたもので、現在はすでに終了している。控訴裁でこの件を担当した裁判官らは、この大規模な収集活動について、監視を行う根拠となる法のもとで議会が認めた範囲を超えていたとの見解を示し、さらに米国憲法に違反していた可能性もあるとした。
この収集活動は2013年、NSAの元契約社員Edward Snowden氏からリーク文書を受け取ったジャーナリストらが明らかにしたもの。
Snowden氏は2日、「7年前、私が真実を語ったことで罪に問われるとのニュースが流れた時には、裁判所がNSAの活動を違法だと非難し、それを暴露した私の功績を同じ裁定の中で認めるのを、一生のうちに目にするとは想像したこともなかった。それでも、その日は来たのだ」とツイートした。
Seven years ago, as the news declared I was being charged as a criminal for speaking the truth, I never imagined that I would live to see our courts condemn the NSA's activities as unlawful and in the same ruling credit me for exposing them.
— Edward Snowden (@Snowden) September 2, 2020
And yet that day has arrived. https://t.co/FRdG2zUA4U
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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