京急とサムライインキュベート、常設型の起業支援プログラムを開始--最大1000万円を出資

 京浜急行電鉄とサムライインキュベートは7月28日、共同で運営するオープンイノベーションコミュニティ「AND ON SHINAGAWA」において、常設・出資即決型の起業支援プログラム「AND ON Startup Garage」の提供を開始した。

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 創業前・初期のスタートアップが対象で、常設型でいつでも応募できることが特徴。応募事業に対しては、サムライインキュベートによる事業創造レクチャー、約1カ月間のオンラインメンタリングが実施され、ピッチ審査を経て、サムライインキュベートが運営するファンドから最大1000万円を出資する。その後は、継続的にAND ON SHINAGAWAがサポートし、京急グループやAND ON SHINAGAWAのコミュニティ・ネットワークを活用して、1年以内の社会実装を目指す。

 募集テーマは、デジタルやテクノロジーとリアルを掛け合わせた「人々のモビリティ×ライフスタイルをより便利に、豊かにできる事業」と「今までになかった新たなモビリティ×ライフスタイルを生み出す事業」。新型コロナウイルス感染拡大にともなうモビリティ(人やモノの移動)、そして人々のライフスタイルの在り方が大きな転換点を迎えており、こうした状況下におけるニューノーマルに挑戦する起業家への支援を拡大したい考えだ。

 これにあわせて、AND ON SHINAGAWAでは会員プランを一部見直し、気軽にコミュニティに参加できる新たな会員プラン「コミュニティ会員」を月額税別1万円から提供する。提供サービスは、月2回のワークスペース利用、コミュニティへの参加、会員限定イベントへの招待など。

 有料のオプションプランと組み合わせることで、法人登記や郵便物の転送サービスも利用でき(それぞれ月額税別5000円)、AND ON SHINAGAWAをバーチャルオフィスとして活用することも可能(事業領域などに制限・事前審査あり)。さらに会員は、運営事務局のヒトカラメディアによるオフィス移転のトータル支援を受けることもできる。

 なお、AND ON SHINAGAWAではオンラインを活用したコミュニティ運営、イベントの開催を積極的に進めており、会員にはオンライン配信機材の貸し出しもしているという。

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