旅に出ると、その旅の思い出をスクラップブックなどに残しておきたくなるが、どのように記録や思い出を残せばいいのかよくわからず、結局、きっぷやレシートをノートに挟んだだけで終わってしまう。本書では、旅の記録や思い出を、見た目に美しく、何度も読み返したくなるようなデザインで残す技が、詳細かつ論理的に紹介されているので、いきなり、凝ったノートを作れなくても、真似できそうな部分から少しずつチャレンジしていける。
著者は、主に、旅の前、途中、後の3段階に分けて、トラベルノートを作ることをお勧めしている。旅の前には、旅程、泊まる場所、行ってみたい場所やお店などの情報をわかりやすく集めるノート。旅の途中では、気づいたことなどをメモしていくノート。旅の後には、実際に行った場所や切符などの軌跡を残すノート。それぞれ、目的が異なるため、何にフォーカスすると作りやすいかが、写真と図解で分かりやすく説明されている。
丁寧に整理されて、書き込みの充実した作例を見ると、若干尻込みしてしまうが、「どこから始めれば良いか」「レイアウトの決め方」といった初心者向けのポイントが押さえられているので読みやすい。本が180度平らに開く作りになっているので、参考にしたいページをそばに広げたまま、作業がしやすいのがうれしい。
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