アマゾンジャパンは5月26日、即時配送サービス「Prime Now」において、配送地域に渋谷区、世田谷区、目黒区を追加したと発表した。これにより、対象エリアは東京20区に拡大。2020年夏までに残りの3区(大田区、品川区、港区)に加え、狛江市、調布市、三鷹市、武蔵野市(一部エリアを除く)の東京23区と4市が対象になるとしている。
同社では、生鮮食品などスーパーマーケット「ライフ」の商品を2019年9月よりPrime Nowで提供開始。対象エリアのプライム会員は、ライフの実店舗で取り扱っている野菜や果物、精肉、鮮魚をはじめ、店舗で調理された惣菜や店内で焼き上げたパン、ライフのプライベートブランド商品など、合計数千点の商品を購入することができる。
Prime Nowでは、同社が取り扱う商品からライフが販売する商品に順次切り替えていたものの、10区(足立区、荒川区、板橋区、北区、新宿区、杉並区、豊島区、中野区、練馬区、文京区)のみアマゾンが直接販売・配送を継続していた。今回、直接販売・配送を7月31日で終了し、8月1日よりライフ販売分に切り替える。
また、これにさきがけ午前8時から深夜0時までとしていた配送時間を、6月22日より午前10時から18時に短縮して営業する。なお、Amazonのカスタマーサービスから以前発行されたPrime Nowのクーポンは、Amazonの直接販売が終了すると使用できなくなるという。
アマゾンジャパン広報部に確認したところ、「2019年9月から10月にかけて、Prime Nowを通じてアマゾンが商品を直接販売・配送するエリアを見直し、東京都の10区において継続していたが、これらのエリアにおいてもライフで取り扱っている商品をアマゾンの配送ネットワークを通じてお届けできるようになったため、7月末日をもってPrime Nowにおけるアマゾンの直接販売を終了することにした」としている。
また、商品点数の変化についても確認したものの、アマゾンによる直接販売分の商品点数は非開示とのことで、ライフによる販売でどの程度品揃えが変わるかは定かではない。なお、生鮮食品のリテールビジネスについては、引き続きAmazonフレッシュが継続するようだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」