シャープは4月23日、一時停止していたマスクの販売を再開すると発表した。あわせて、販売方法を抽選に変更すると案内している。
第1回目の抽選販売については、4月27日0時から23時59分までを応募期間としており、4月28日に抽選結果を発表する。販売数量は3万箱を予定しており、1人1箱(50枚入り)の上限がある。価格は、税別で1箱2980円、送料は全国一律で660円。当選者は、4月28日13時から5月3日17時までの間に購入する必要がある。
同社のマスクをめぐっては、4月21日に個人向けにマスク販売を開始。しかし、会員サイト「COCORO MEMBERS」に予想を大幅に上回るアクセスが集中したことで、購入ページが表示されづらい状況が発生。さらに、同社のIoT家電にも影響。認証ページにも負荷がかかり、結果としてスマートフォンアプリで操作できない(物理ボタンや赤外線リモコンは使用可能)といったユーザーの報告がSNSに投稿される事態となっていた。
今回の抽選販売では、専用の応募ページを別途準備し、会員登録なしで抽選に応募できるように変更。当選すると登録したアドレスに販売ページへの案内メールが送信され、そこからCOCORO MEMBERSにユーザー登録(送付先の住所や支払情報など)する方法を採用した。これにより、会員サイトへのアクセスを分散させ、認証ページへの負荷も抑えることができるとする。なお、申し込みのタイミングは当選確率には影響しないと同社は説明する。
第2回以降について同社広報部は、「開催自体は予定している」という。現時点では具体的な日時は決定していないものの、別途案内するとしているほか、会員サイトへのアクセス負荷が改善されるようであれば、通常販売に戻す可能性もあるとしている。
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