新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に際し、ファーストレスポンダーや医療従事者、公共交通機関で働く人々を支援するため、Lyftはこうした仕事に従事する人が無料で電動キックスクーターを利用できるようにする。同社は、テキサス州オースティン、コロラド州デンバー、ワシントンメトロ圏(ワシントンDCを中心とする公共交通ネットワーク)のほか、カリフォルニア州ロサンゼルス、サンディエゴ、サンタモニカで重要な職務を担っている人たちが回数無制限で30分間スクーターを利用できるようにすると、米国時間4月3日に発表した。
利用するには、雇用主が従業員をプログラムに登録する必要がある。Lyftによると、この無料サービスは4月30日まで継続する。サービスの一環として、Lyftは病院周辺に追加のスクーターを配置するという。
Lyftは、重要な職務を担っている人を対象に、マサチューセッツ州ボストンでは「Bluebikes」、イリノイ州シカゴでは「Divvy」、ニューヨーク州ニューヨークでは「Citi Bike」、カリフォルニア州サンフランシスコベイエリアでは「Bay Wheels」という名称で展開している自転車シェアリングサービスでも同様の無料サービスを提供する。こうした重要な職務従事者向けの無料サービスは、危機の中でコミュニティーを支援し、ドライバーが勤務を続けられるようにするLyftの拡張的取り組みの一環であり、この取り組みでは低所得層の高齢者や若年層の家庭、障がいのある人を支援したり、医療用品を配達したりする。
LyftとUberのドライバーは、危機の間も運転を続けることについて懸念を表明しており、カリフォルニア州のドライバーたちは両社に対し、保護措置を講じるよう求めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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