KNT-CTホールディングスとグループ会社のクラブツーリズム、ATOUNは2月5日、歩行支援用の「着るロボット」を使った歩行サポートツアーを開始した。歩くことに少し自信が持てなくなった人でも、山歩きツアーなどに参加しやすくなる。
3社では、2019年10月に展示会「ツーリズムEXPOジャパン2019」で、着るロボット体験会を実施したり、12月には京都で10名限定で募集した実証実験を兼ねたツアーを開催したりと、市場ニーズを探ってきたという。
着るロボットがツアーのクオリティ向上をもたらす可能性を感じること、さらなるツアー実施を望む声などを受け、正式にツアー商品として追加し、同日から販売している。
次回のツアーは、3月3日に「『着るロボット』で歩行をサポートする体験ツアー 世界遺産・宇治上神社と宇治のまちなみウォーキング」として実施。京阪宇治駅で集合し、宇治公園で解散する。旅行代金は1人あたり2500円。
ATOUN製の「パワードウェア プロトタイプHIMICO」を装着することで、坂道歩行で最大19.0%、階段の上りでは最大17.8%、砂地の歩行では最大30.7%の支援効果が得られるという。想定装着者は身長155~190cmで腰回り100cm以下。重量は2.5kgになる。
ATOUNは2003年に設立。働く人たちの体の負担を軽減する着るロボットの開発、普及に取り組んでいる。
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