オッポジャパンは12月19日、2020年に日本でも5Gスマートフォンを発売すると発表した。
これは、同社の2019年の事業振り返りと2020年の展望を発表した記者説明会で語られたもので、5Gスマートフォンの具体的な国内導入時期までは明かさなかった。また、オッポジャパンでは、OPPOの技術を詰め込んだハイエンドスマートフォン、防水・Felicaを搭載した新モデルの日本導入のほか、オッポブランドの強化、より一層の販路拡大、アフターサービスの強化を含めた6つの“約束”を2020年に実行するとしている。
同社は、世界第6位のスマートフォンメーカー(5位のvivoはOPPOと同じ歩歩高グループ)。2018年1月に日本に参入し、現在は2年目となる。SIMフリースマートフォンを中心に展開し、2019年7月にはフラッグシップモデルとなる「Oppo Reno 10x Zoom」、同年10月にはミドルクラスモデル「Oppo Reno A」を国内に投入している。
Reno Aは3万円台ながら、Snapdragon 710、RAM 6GB、ストレージ64GB、有機ELディスプレイ(指紋認証センサー内蔵)を搭載するなど、コストパフォーマンスの高さから、SIMフリースマートフォンでランキング上位に食い込んでいる。また、同モデルは楽天モバイルにも供給している。
OPPOでは、12月10日に本社のある中国・深センにて「Oppo Inno Day 2019」を開催。そこで、AI、AR、5G、6G向けに今後3年間で70億ドル(約7667億円)の研究開発投資計画を発表。また、スマートウォッチ、スマートワイヤレスイヤホン、5G CPE(Snapdragon X55を搭載した屋内ルーター)を2020年第一四半期に投入するとしている。この3製品の国内投入についてオッポジャパン代表取締役社長のトウ・ウシン氏は、「適切な時期に発表する」にとどめた。
なお、中国スマートフォンメーカーといえば、2019年12月にシャオミが日本参入を発表している。これについてトウ氏は、「競合他社については言及を避けたい」としつつ、「日本市場はグローバルマーケットでも求められる基準が大変高い。日本でしっかり形のある価値を提供するためには、海外メーカーは全力で当たっていく必要がある。日本市場は、一足飛びに向かっていくのではなく、堅実に一歩一歩進む必要があるマーケットだと思う」と、日本市場の難しさを語った。
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