5Gサービスの加入契約数が2025年末までに約26億件に達するとの見通しを、通信機器大手Ericssonが米国時間11月25日に示した。同年末には、この最新無線ネットワークが世界人口の最大65%をカバーし、モバイルデータトラフィック全体の45%を処理するとEricssonは予測している。これはEricssonが2年前に出した、2023年までに5G契約数が10億件に達するとの予測に比べて大幅な増加だ。IHS Markitも2019年に入り、同じく2023年までに契約数が10億件に到達との予測を示していた。
5Gは、すでに米国の一部地域でVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobileなどが提供しており、通信の高速化と大容量化をもたらすものとしてスマートフォンでの利用が広がっている。
「2019年末までに5Gの契約数が1300万件に達すると予測している」と、Ericssonは11月のモビリティレポートで述べ、「契約数の大半を中国が占める見通しだ」とした。
スマートフォン1台当たりの月間データ通信量は現在7.2GBだが、2025年末までに24GBに増加すると同報告書は予測している。
またEricssonは、2025年までに5Gを利用するモバイルユーザーが北米の74%、北東アジアの56%、西欧の55%、中欧および東欧の25%、東南アジアとオセアニアの21%、インドとラテンアメリカの11%、中東とアフリカの7%を占めるとみている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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