エイベックスは11月7日、ライブ配信者を中心とした個人クリエイターのエージェント・マネジメント事業などを展開するLIVESTARの株式を取得し、子会社化したと発表した。
LIVESTARは、ライブ配信者である“ライバー”を中心とした個人クリエイターを発掘・育成しているプロダクション。ライバーの成長に合わせた育成とフォローサポート体制を強みに、創業1年半で約500名のライバーが所属しているという。創業当時からエイベックスビル2階のコワーキングスペース「avex EYE」に入居しており、同社グループへの参画が決定したという。
エイベックスは2019年度に、ライブ配信者支援事業などを展開するTWH、美容系YouTuber事業などを展開するMAKEYを子会社化。加えて、インフルエンサー育成に特化した教育事業を展開するavex & cjtv InfluencerをCool Japan TVとの合弁で設立している。
同社では、個人クリエイター領域における新たなマネジメント体制を構築するとともに、新たなノウハウを活用。既存マネジメント領域のアーティスト・タレントがYouTuberやライバーとしての活躍の場を広げ、同社グループ全体でのマネジメント機能の最大化を目指しており、今回の子会社化もその一環だという。
また、同社の100%子会社であるエイベックス・テクノロジーズ(ATS)も同日、独自ゲームエンジンの開発、新感覚コンテンツの企画開発や最先端CGのリアルタイムレンダリング、クラウドゲームの企画開発事業を展開するfuzzの株式の過半数を取得し、子会社化したことを発表した。
ATSは、fuzzを子会社化することにより、fuzzの持つエンジニアリング技術や育成の仕組み、独特のエンジニアリング文化を事業に取り込み、アーティストのライブにおける視聴者とのインタラクティブなコンテンツ・サービス開発や、クラウドゲームやモバイルゲームの開発など、新しいマーケットの創出を促進させるという。
ATSでは、fuzzを成長させることで、今後普及が見込まれる5Gやクラウド化にも積極的に取り組み、新たな価値を創造するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」