「DEATH STRANDING」は一言では表せない“繋がり”の作品--TGS2019ステージ

 9月15日、幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2019(TGS2019)内ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(SIE)のプレイステーションブースにおいて、11月8日発売予定のPS4ソフト「DEATH STRANDING」(デス・ストランディング)のステージイベント「KOJIMA PRODUCTIONS DEATH STRANDING Day-3 VOICE TALENT SESSION」が行われた。

小島監督と声優陣を招いてのステージイベントが行われた
小島監督と声優陣を招いてのステージイベントが行われた

 デス・ストランディングは“小島監督”こと、ゲームクリエーターとして知られる小島秀夫氏率いるコジマプロダクションが開発を進めているタイトル。主人公のサム・ポーター・ブリッジズ役にノーマン・リーダスを起用するなど、注目を集めている。

コジマプロダクションの小島秀夫氏
コジマプロダクションの小島秀夫氏

 これまでゲーム概要などは発表されていなかったが、TGS2019ではビジネスデーを含む4日間で3ステージを実施。分断された世界を舞台に、特定の場所へ物資を運ぶことを通じて、孤立した各地を繋ぎ、そして人々との繋がりを広げていくことを目的としていること、ほかのプレーヤーの足跡や設置したアイテムなどの情報がゲーム内の世界に残っており、世界中のプレーヤーと間接的に繋がるシステムも搭載していることなどが語られていた。

 ここでのステージは、ゲームを彩るキャラクターの日本語ボイスを担当した声優陣が、演じたキャラクターや収録時のエピソードなどが語られた。登壇したのは、ダイハードマン役の大塚明夫さん、サマンサ・アメリカ・ストランド役の井上喜久子さん、ヒッグス役の三上哲さん、デッドマン役の石住昭彦さんの4人。TGS2019のステージでも屈指と言えるほどの観客が集まっていた。

右から、大塚明夫さん、井上喜久子さん、三上哲さん、石住昭彦さん
右から、大塚明夫さん、井上喜久子さん、三上哲さん、石住昭彦さん
DEATH STRANDINGのステージは常に多くの観客を集めていたが、このステージは特に集まり、注目度の高さをうかがわせた
DEATH STRANDINGのステージは常に多くの観客を集めていたが、このステージは特に集まり、注目度の高さをうかがわせた

 冒頭で登場した小島監督は「独立後は何もなかった」と振り返るなか、本作のキーワードでもある“繋がり”を示すように、繋がっていた人と一緒に作ってきてたこと、そしてそれが実現することの喜びを語っていた。また、小島監督作品ではおなじみでもある大塚さんは開口一番「またせたな!」、井上さんは“お約束”でもある「井上喜久子17歳です」に続いて観客からの「おいおい!」、三上さんも「いいセンスだ!」とそれぞれに挨拶。序盤から大きな盛り上がりを見せていた。

 小島監督によれば、日本語のボイス収録は、「E3 2018」で公開したトレーラー用に初めて行なわれ、ゲーム本編は2018年12月から収録を開始。収録期間は実に9カ月ほどかけて行われたという。ゲームのボイス収録は個別に行われることが多いのだが、できるだけみんな集まって一緒に収録したいという小島監督の意向もあり、多忙な声優陣の合間を縫うようにスケジュールを確保し、ていねいに進められたと語る。またトークのなかで大塚さんは、オファーが来たときの心境について質問されると「一生(小島監督と)やっていくつもりなので。定期的に小島監督から仕事が来る」と回答し、小島監督も「もちろん」と答えるなど、繋がりを感じさせる場面もあった。

 未だ謎が多いデス・ストランディングにおいて、それぞれがキャラクターについてや演じた感想が語られた。大塚さんは配役について「私もそろそろ現役最前線のヒーローじゃなくなってまいりましたので、若い人をバックアップするポジションにまわる歳なのかなと。感慨深いものがあった」とコメント。それを受けて小島監督は「明夫さんは“ボス”ですから。役柄もボス」とし、続けて「現場でもボスなので。明夫さんがいないと締まらない」と話し、井上さんも大塚さんの存在感と現場での気遣いについて語るなど、小島監督や声優陣から信頼を置かれている様子がうかがえた。

 井上さんはアメリについて、「知れば知るほど愛おしい、いろんな謎があるキャラクター」とコメント。またティザームービーにおいて、アメリは歳をとらないとされており、「私も年齢的におかしなことになっているので(笑)」と、シンパシーを感じたと語る。小島監督によれば、アメリのイメージは「宇宙戦艦ヤマト」のスターシャとし、誰もがアメリを助けに行こうと思えるような人物という。

 三上さんはヒッグスについて、敵対する役であり、仮面を二重に被っているぐらいの、謎のキャラクターという。2018年のステージイベントで紹介されたときも、役名は触れないようにしていたと振り返る。小島監督もまだしゃべりにくいところがあるなかでも「単なる悪役ではない」と一言。

 石住さんはデッドマンについて「絵を見たら、役作りいらないかなと(笑)」と言って笑いを誘っていた。小島監督は、「(デッドマンは)とてもカッコいい。サムに一番近い人物。最初から一緒に寄り添ってくれるキャラクターなので、人気が出ると思う」とコメントした。

 キャラクターも謎が多い状態ではあるが、井上さんは「ゲームを進めて、ラストに向かって謎が少しずつわかっていくことの感動はすごい」、大塚さんは「歩いて、大切なものを運ぶ。そのことを自分に課してゲームを進めていくのだけど、それが後でどんなカタルシスを呼ぶのか、それを想像しただけで、早くクリアーしたい」とそれぞれにコメント。小島監督は、ゲームでの体験とドラマ性がシンクロするという、ゲームじゃないとできないことと話し、それを楽しんでほしいと語った。

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