中国の「iPhone」ユーザーの間で、独自のディープフェイクを作成できる新しいアプリ「ZAO」が人気を集めている。ユーザーは、さまざまな動画に自分自身をはめ込むことが可能で、非常に簡単に本物のような動画が作成できる。
Bloombergの米国時間9月1日付けの記事によると、ZAOは中国で現地時間8月30日にリリースされ、中国向け「App Store」の無料アプリランキングで1位になったという。Momoが開発した同アプリでは、自撮り写真を撮影して、「タイタニック」や「ゲーム・オブ・スローンズ」といった映画やテレビ番組の場面に自分自身をはめ込むことができる。
しかし、アプリを使うためにユーザーが同意しなければならない利用規約に疑問の声が挙がっている。利用規約には当初、アプリで作成されたあらゆる映像に対する世界的な権利を開発者が保有すると記されていた。その後、利用規約は更新され、作成されたコンテンツをMomoが利用する際はユーザーに使用許可を求め、またユーザーがコンテンツを削除した場合はデータベースからも削除するとした。
7月には、米国の多数のユーザーが「FaceApp」アプリをダウンロードして自分の老け顔写真を共有し始め、#AgeChallengeがトレンドになった。その時にも画像の取り扱いをめぐってプライバシーに関する懸念が浮上したが、画像は48時間後に削除されると開発者らは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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