Microsoftは、Windows 10バージョン1703のEnterpriseエディションおよびEducationエディションの管理者に対して、より新しいバージョンに移行するよう警告を発した。
バージョン1703のEnterpriseエディションおよびEducationエディションは、2019年10月8日にサポートが終了し、それ以降は月例セキュリティパッチや品質向上のためのアップデートの提供を受けられなくなる。
同社は、Windows 10バージョン1703に関するページの冒頭に、サポート終了日に関する警告文を掲載した。
それ以前のバージョンのWindows 10と同じく、バージョン1703でも有料で拡張サポートを受ける選択肢はない。
バージョン1703(別名「Creators Update」)がリリースされたのは、2017年前半のことだ。
その後Microsoftは、2017年6月にバージョン1703を企業に導入する準備が整ったと宣言した。当初の予定では、セキュリティパッチの提供期間は18カ月間とされていたが、同社は2018年9月に、Windows 10バージョン1703のEnterpriseエディションとEducationエディションについて、サービス提供期間を30カ月間に延長した。
Windows 10バージョン1809以降は、9月をめどに公開されるバージョンのEnterpriseエディションとEducationエディションでは、30カ月間サポートを受けることができる。一方、3月にリリースされるバージョンのサポート期間は18カ月のままだ。
Windows 10の場合、サポート終了日以降は一切サポートが受けられなくなるが、Windows 7のエンタープライズ顧客には、2020年1月14日にサポートが終了した後も、有料でパッチを受け取り続ける選択肢が用意されている。
また、上位のエディションを利用している一部のエンタープライズユーザーは、サポート終了後も1年間だけWindows 7のセキュリティパッチを追加料金なしで受け取れる。
このサービスを受けられるのは、「Windows 10 E5」、「Microsoft 365 E5」または「Microsoft 365 E5 Security」の有効なサブスクリプションを持っている、「Enterprise Agreement」(EA)または「Enterprise Agreement Subscription」(EAS)の顧客だけだ。このサービスは期間限定のプロモーションで、2019年12月31日に終了する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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