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PhotoshopとIllustratorを“融合”--iPad向けペイントアプリ「Adobe Fresco」登場

山川晶之 (編集部)2019年08月12日 23時20分
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 アドビシステムズは8月12日、Apple Pencilが使えるiPad向けの新型ドローイングアプリ「Adobe Fresco」を発表した。提供開始は2019年後半を予定している。

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Apple Pencilに対応したペイントアプリ「Adobe Fresco」
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レイヤーも使うことができ、写真をトレースすることも可能

 これは、PhotoshopとIllustratorの機能を“融合”したもので、ビットマップとベクターの両方を扱うことができるペイントアプリ。Creative Cloudとの連携により、デスクトップ版のPhotoshopとIllustratorを行き来しての創作を実現する。もともと「Project Gemini」として開発されていたもので、「Adobe Fresco」に正式名称が決定した。

 同社では、マルチで使えるPhotoshopやIllustratorの機能を切り出してモバイルアプリに落とし込んでおり、写真ではLightroom Mobile、UXデザインはAdobe XDなどがある。今回、ペインティング領域で提供されるのがAdobe Frescoとなる。

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「Adobe Fresco」の要となるブラシのエコシステム。Photoshopで使われているブラシや「Adobe Capture」で撮影された写真からブラシを作ることも可能だ

 1000種類のブラシが利用できるほか、Photoshopなどで使っているオリジナルブラシも持ち込むこともできる。鉛筆のようにApple Pencilの傾き具合で色の濃淡が書き分けられるほか、油彩や水彩画の風合いや色のにじみ具合も、アドビのAI技術「Adobe Sensei」で再現。キャプチャアプリである「Adobe Capture」を使い、iPadのカメラで撮影した実写素材からブラシを作ることもできる。さらに、著名なブラシクリエイターであるカイル・T・ウェブスター氏(現在はアドビのエバンジェリスト)が制作したオリジナルのブラシもダウンロードして利用できる。

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油絵ならではの凹凸感のあるディティールもアドビのAI技術「Adobe Sensei」が細かく再現している

 ベクターのメリットとして、ビットマップ形式と異なり拡大しても画像が劣化しない(アプリとしては最大1万2800倍まで劣化なしに拡大可能)ほか、線同士をつなげて一気に色を塗りつぶすことができる。なお、今のところベジェには対応しない。書き出しはPNG、JPEG、PSD、PDFに対応しており、ピクセルデータはピクセルデータとして、ベクターデータはベクターデータとして書き出される。

 Frescoの開発には、世界各国のアーティストがアドバイザーとして参加。日本からも、Creative Residencyのメンバーに選ばれた福田愛子氏のほか、「Gemini 10」として、田中ラオウさん、鹿島初さん、Youchan Itoさんなどが協力している。国内では、ペイントアプリとしてCLIP STUDIO PAINTなどが有名で、Photoshopと組み合わせて利用しているユーザーも多い。アドビでは、そういうユーザーにもFrescoを一緒に使ってみてほしいと語る。

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日本のクリエイターもAdobe Frescoの開発に携わっている
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国内ではCLIP STUDIO PAINTがペイントツールとして有名だが、この領域にアドビも参入する

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