荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecboは8月8日、サービスの対応エリアが全47都道府県に拡大したことを発表した。これによりすべての県で荷物を預けられるようになる。
ecbo cloakは、荷物を預けたい人と、荷物を預かるスペースを持つ店舗をつなぐサービス。ユーザーは、スマートフォンで荷物を預けたい場所を選び、日時と荷物の個数を指定して預け入れスペースを予約。当日店舗に行って荷物を預け、観光を終えて店舗で証明メールを提示して荷物を受け取ると、事前登録しておいたクレジットカードでオンライン決済が発生する仕組みとなっている(料金はバッグサイズが300円、スーツケースサイズが600円)。
同社によれば、サービスローンチ当初より外国人観光客の間で認知が広がり、スーツケースなどの旅行荷物を預ける外国人の利用が多いという。また、最近では日本人の日常利用も増えており、コインロッカーに入らない大型の荷物(ベビーカー、楽器、スポーツ用品など)を預けたいというニーズにも応えているとのこと。
現在、カフェ、ゲストハウス、コワーキングスペース、シェアオフィス、カラオケ店、漫画喫茶、着物レンタル店、神社、駅構内などで荷物を預けることが可能。2020年の東京オリンピック開催に向けて、今後は訪日外国人がさらに増え、これまで以上に“コインロッカー難民”に陥ることが予想される。ecbo cloakのような荷物預かりサービスの需要はさらに高まりそうだ。
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