上記の兆候のいずれかが当てはまる場合は、燃え尽き症候群に生活を侵害されている可能性がある。幸い、症状を軽減するために講じることができる具体的な対策がいくつかある。燃え尽き症候群に陥ったことを自覚した人のために、症状の改善に役立つ8つの方法を紹介する。
何度も耳にしたことがあるかと思うが、健康的な食事を重視し、十分に水分補給することは効果的だ。
体を動かすことは、ストレスの自然療法の1つだとされている。ジムに行くのが好きではなくても心配する必要はない。自宅にワークアウト用スペースを設けたり、リビングでフィットネスの動画を流したりするのがこれまで以上に容易になっている。もしくは、「Amazon Alexa」を使ってエクササイズのリマインダーを設定するのもいいだろう。
推奨睡眠時間とされている7~8時間を確保できるよう努めよう。不眠症の場合は、寝室にデバイスを置かないなどの方法により、基本的な睡眠衛生を改善しよう。重めのブランケットが不眠の解消に役立つという意見もある。
基本的な職務内容を減らすのではなく、サイドプロジェクトなどが始まる場合に参加の辞退を検討しよう。仕事に対する新たな情熱が沸くのを待ってから、新しい業務を引き受けるようにしよう。
1度の息抜きでは燃え尽き症候群の問題は解決しない。だが定期的に週末旅行や自宅で過ごす休暇の予定を組めば、燃え尽き症候群の軽減に役立つ。旅行するなら、仕事をしたくならないようにノートPCは自宅に置いていこう。
自分を高揚させ、支援してくれる人たちとつながりを持つよう努めよう。自尊心を低下させたり、創造力を削いだりする後ろ向きな人たちとの時間を減らそう。
ストレスのせいでそわそわするとき、瞑想やヨガは最もしたくないことかもしれない。だがどうにかしてゆとりを持ち、何度か深く深呼吸してみると、自分を落ち着かせるのに役立つ。
自分の人格の遊び好きな面と改めて結び付くことも、リラックスするこつとなる可能性がある。それぞれに異なる情熱があるので、自分が「楽しい」と思える活動を何か見つけ、そのための時間を作ろう。オフロードATV(全地形対応車)で出掛けるのが楽しいと感じるなら、職場でのストレスの多い1日の後にドライブする方法を見つけよう。
燃え尽き症候群は、数日のうちに自然と解消するような問題ではない。解決には時間がかかるが、今回紹介した対策のうちのいくつかを自分の生活に取り入れるよう努めれば、職場でのストレスや疲労にいまより上手に対処できるようになるかもしれない。
(この記事の内容は教育と情報提供のみを目的としており、健康または医療上の助言を意図したものではありません。病状や健康上の目的に関する質問については、必ず医師や他の有資格の医療従事者に相談することをお勧めします)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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