任天堂は7月、「Nintendo Switch」の2種類の新モデルを発表した。1つは小さくて持ち運びしやすい「Nintendo Switch Lite」、もう1つは従来モデルのバッテリー持続時間を強化した製品だ。その一方で現行モデルの一部ユーザーは、付属のコントローラーに不満を抱えており、このほど米国で訴訟が提起された。
法律事務所Chimicles Schwartz Kriner & Donaldson-Smith(CSK&D)は米国時間7月19日、付属コントローラー「Joy-Con」のいわゆる「ドリフト」問題に関して、Nintendo of Americaを提訴した。訴状には、同社が「オンラインに投稿された消費者からの苦情によってこの問題を認識していた」にもかかわらず、SwitchとJoy-Conを宣伝し販売したと記されている。
この問題は、一部のJoy-Conが、中央の位置に戻っているはずのときでも特定方向への入力が勝手に行われ、操作がドリフト(横滑り)してしまうものだ。Switchのサブレディットに立てられたあるスレッドでは、大勢のSwitchユーザーがこの問題について不満を述べている。なかには、所有する8台のJoy-Conのうち6台でこの問題が起こるとの報告もある。
任天堂の公式サポートフォーラムにも、Joy-Conのドリフト問題に見舞われているユーザーのスレッドが多数立てられている。あるモデレーターは、任天堂のサポートページに掲載されているドリフト問題の修正手順を試してみるようユーザーにアドバイスしている。
Here’s more pic.twitter.com/9MbrathIAp
— Daniel Jacques (@NemisisPlays) 2019年7月14日
CSK&Dは、Joy-Conで同じような問題を経験しているSwitchユーザー向けに訴訟への参加登録ページを設置し、集団訴訟として認められることを目指している。訴状は、シアトルにあるワシントン州西地区米連邦地方裁判所に提出された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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