Verizonは米国時間4月3日、シカゴとミネアポリスの一部の地域において同社の5Gネットワークの提供を、予定よりも1週間早く開始した。
5Gを利用できるのは、5Gネットワークに接続するためのマグネット式モジュール「Moto Mod」を装着した「Motorola Moto Z3」スマートフォンだ。Verizonの後払いプランまたは無制限プランを利用する顧客は、月額10ドルを追加することにより、5Gを無制限で利用できる。5G利用料金は、最初の3カ月間は無料だ。
Verizonによると、シカゴとミネアポリスにおける「5G Ultra Wideband」ネットワークの速度は450Mbps~1Gbps、遅延は30ミリ秒以内だという。
「Verizonの顧客は、5Gのパワーを世界で最初に手にすることになる」と、Verizonの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるHans Vestberg氏は声明で述べた。シカゴとミネアポリスでの詳しい提供地域は同社のサイトで確認できる。
AT&Tは2018年12月に、5Gネットワークを米国の12都市で提供開始している。このサービスでは5G通信に対応したスマートフォンが発売されるまで、同社の5Gモバイルネットワークを利用する「NETGEAR Nighthawk 5G Mobile Hotspot」のホットスポットに既存のスマートフォンなどを接続して使用する。
Sprintは5月に5Gネットワークを提供開始予定と述べており、T-Mobileは2019年下半期に5Gの本格的な提供を開始すると述べている。
Verizonは2019年末までに、5G提供地域を30都市に拡大する計画である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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