清華大学とキング・アブドラ科学技術大学(KAUST)の研究チームは、室内のようすを撮影した2Dパノラマ画像から3D間取り図を作成する処理について、自動処理と手動処理を組み合わせて実行する新たな手法「PanoAnnotator」を開発した。
PanoAnnotatorは、室内の2Dパノラマ画像を解析して3D見取り図を作る処理において、まず2D画像を解析して3D間取り図を自動生成し、それに人間の手で修整する手順を加えた手法。こうすることで、完全な自動処理より正確で、すべて手動処理するより短時間で作業を済ませられるとしている。
2Dパノラマ画像だと、間取りによっては隠れて見えない部分が生じるため、正確な見取り図作成は困難だが、そうした部分だけに絞って手動処理することで、比較的短時間で正確な見取り図が作れる。研究チームがある手動処理方法と比較したところ、平均して4分の1の時間で作業を終えられたという。
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