Smart Integrationは、人工知能(AI)やロボティックプロセスオートメーション(RPA)、モノのインターネット(IoT)などの技術を活用したアプリケーションを提供。IM Cシリーズと組み合わせて活用することで、紙情報のデジタル化、オフィスの生産性を向上させるという。
例えば請求業務向けにAIを活用した光学文字認識(OCR)とRPAでの入力作業の代行などをパッケージにして組み合わせて提供する。従来の手作業では1件につき約10分かかる処理が、スキャンのみで1分での処理に短縮できるという。
契約は月単位となり、リコーが提供するOCRサービス「RICOH Cloud OCR for 請求書」、クラウドストレージと連携する「RICOH カンタンストレージ活用シリーズ」、「RICOH カンタン名刺電子化アプリ」などのほか、基幹システムなど、連携可能なパートナーのクラウドサービスもラインアップする。
現在はグローバルでは109以上、国内では83のアプリケーションを23にパッケージングして提供しているが、2019年春にはパートナープログラム「RICOH Smart Integrationパートナープログラム」を公開。APIやソフトウェア開発キット(SDK)を活用し、パートナーが容易に連携するアプリケーションを拡充できる体制を整えるという。3月末までには国内のアプリケーション数も100まで拡張する予定。IM Cシリーズを中小企業がクラウドサービスを活用するための“ゲートウェイ”と位置づけ、顧客の実態に合わせた紙情報のデジタル化を促進する狙いだ。
会見には放送中のリコーのCMでアンドロイド「Lady EDWard」を演じる吉瀬美智子さんが登場。「Lady EDWardを通じて、働き方改革を広めていきたい」と語った。
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