Amazonは米国時間1月7日、同社の家屋内配送サービスに加えた複数の変更を発表した。まず、名称が「Amazon Key」から「Key by Amazon」に変わった。
これに加えて「Key for Business」という新サービスも発表した。Amazon独自のホームセキュリティアプリ「Ring」と連携し、Chamberlainのコネクテッドガレージドアを使用してガレージ内に荷物を配送する。また、Schlage EncodeのWi-Fi接続型ロックが、Schlage、Yale、Kwiksetが提供する他のスマートロックに加わり、Keyプログラムに新たに対応した。今回の発表は、世界最大級の年次技術展示会であるCES 2019の開幕に合わせたもの。
「Keyが現在使われている状況について、大変うれしく思っている」と、Key担当ゼネラルマネージャーのRohit Shrivastava氏はインタビューで述べ、「明らかに、単なる配送をはるかに超えるサービスとなっている」とした。
Amazonは2017年後半にKeyを導入し、米国の数十の大都市圏で屋内配送サービスを開始した。このキーレスエントリ機能は、2018年4月に米国全域に拡大し、車内配送サービスもその後に提供開始された。新しい配送サービスを利用できるのは、一部の地域の「Prime」会員に限定されるが、対象者は追加コストなしでサービスを利用できる。
Amazonは、スマートホーム市場を独占するためのさらなる手段としてKeyを利用している。同社は、スマートスピーカ市場で既に主導的な地位にあり、テレビ用ストリーミングデバイスについても主要プレーヤーの1社となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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