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動画の「お父さん」をタップせよ--ソフトバンクがインタラクティブCMに取り組む理由

坂本純子 (編集部)2018年12月21日 11時30分
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 ソフトバンクは12月21日、インタラクティブ動画サービス「TIG/ティグ」を使った動画広告を開始した。期間は12月31日23時59分まで。ソフトバンクのウェブサイトで公開中だ。

インタラクティブ動画の流れ
インタラクティブ動画の流れ

 CM動画内に現れる「お父さん」を見つけて指でタップする。すると右側面にお父さんアイコンが表示され、いくつ見つけたかがリアルタイムにわかる。5つ見つけられるとお父さんグッズが抽選でもらえる応募ページにアクセスできる仕掛けだ。抽選で5名に「お父さん人生ゲーム」または抽選で100名に「ご当地お父さんトランプ」が当たる。

 表示される時間は長くはなく、うっかりしていると間に合わない。ただし、何度でもトライできる。この動画は、パロニムが独自開発したインタラクティブ動画技術を使用。映像の中の気になる箇所にタップすると、視聴者の求める情報に直感的にたどりつけるのが特長だ。アウトドアブランドの「THE NORTH FACE」が採用しており、動画内に登場する人物らが着用する服にタッチすると商品購入ページや商品紹介ページにアクセスできるプロモーション動画を公開している。

検索の仕方を知らない10代も--行動の変化を見据え

 ソフトバンクがこうしたインタラクティブCMに取り組むのは今回が初だ。動画広告市場は、2022年には2918億円市場になると予測されており、2016年比で6倍になると見られている。

 動画視聴が普及する一方で、検索エンジンの利用者が減衰しており、検索の仕方を知らない10代も増えているという。検索エンジンから目的の情報にたどりつけない、玉石混交の情報があるといったことを背景に、TwitterやInstagramなどSNS上で情報を取得する傾向にあるからだ。

 ソフトバンクでは、そうしたユーザーの行動変化から、ユーザーの“感情”が動いた瞬間をとらえ、すぐに“行動”につながる世界を模索しているという。そこで活用することにしたのが、インタラクティブに画像のオブジェクトと情報をリンクさせ、動画の視聴を邪魔することなく視聴者が関心を持った情報にアクセスできるTIGだ。

 アプリ(iOS/Android)やスマートフォン、PC上のブラウザでTIG動画を視聴でき、SNSやホームページ等にTIG動画を貼り付けて再生できる。

 「これまで、動画で触れるといえば再生、早送り、早戻しのボタンくらいだったと思う。TIGで、動画ってさわれるんだ、ということを経験してもらおうという試み。いきなり『動画に触れられる』と言ってもダメなのではないか」(ソフトバンク デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部 担当課長の小又晋氏)とし、ゲーム性を持たせたキャンペーンをスタートした理由を説明した。

 また、これを第1弾として、第2弾、第3弾も予定しているという。「まず、ソフトバンクがやっているCMは触れられるということを認知してもらい、その向こうにあるものにトライしたい。たとえばコマースにつなげることもできる。視聴完了率は一般的に20数パーセントといわれているが、これが50%、60%になるかもしれない」(ソフトバンク 法人事業戦略本部 デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部の日下部周平氏)と期待を寄せる。まずは、今回の試みでユーザーの行動を分析・評価し、知見を広げるとしている。

ソフトバンク デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部 担当課長の小又晋氏とソフトバンク 法人事業戦略本部 デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部の日下部周平氏
ソフトバンク デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部 担当課長の小又晋氏とソフトバンク 法人事業戦略本部 デジタルマーケティング事業統括部 営業開発部の日下部周平氏

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