Ng氏は、5つの基本ステップを、実行する順に以下のように挙げている。
肝心なのは、それが1つの製品だけにとどまらないということだ、とNg氏は続ける。Googleやバイドゥのような巨大企業でも同じだという。「広告からウェブ検索、コンピュータセキュリティまで、一連のAI製品を動かす力を持っていて、それが最終的な収益に影響する」
このコースをたどれば、企業はAIを利用してグローバルなGDP成長に「大きく貢献」し続けられるとNg氏は期待している。
古い企業が、配車や輸送を手がけるUberのような「AIファースト」のスタートアップと競い合えるかどうかという問いに対しては、「シリコンバレーの通説を信じすぎでは」という答えが返ってきた。
「テクノロジ業界での流れとして、勝つのは必ずスタートアップという共通の認識が存在する。だが、GoogleやFacebook、Amazon、バイドゥは勝っているかもしれないが、MicrosoftやAppleもうまくやっている。デスクトップソフトウェア時代の企業であるMicrosoftが、AI時代の大手になると誰が考えただろうか」(Ng氏)
「AIの隆盛とともに、優秀なスタートアップが生まれてくるだろう。だが、大々的な移行を果たす既存の企業も出てくるはずだ」(Ng氏)
Ng氏による解説書は、同氏が共同創業し、CEOも務めている企業Landing AIからオンラインで発行された。同社は企業と契約して、企業がこの解説書に記された手順に従って運用できるよう、サポートしている。Ng氏はまた、AI Fundの創業者、ジェネラルパートナーでもあり、こちらはアイデアを持つ人がゼロからAI企業を立ち上げることを支援している。同氏はさらに、AIに関するオンラインコースを展開しているdeeplearning.aiの創業者でもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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