Amazonが、レジなし店舗「Amazon Go」のキャッシュレス決済技術を大型店舗にも導入することを検討していると報じられている。
同社はシアトルにおいて、大型店舗のような広いスペースでこのシステムを試験しているという。The Wall Street Journal(WSJ)が先週末、匿名情報筋らの話として報じた。
Amazon Goの店舗は、客が財布を持たずに、またレジに並ばずに買い物できるように設計されている。買い物客は、入店時にスマートフォンでAmazon Goアプリをスキャンし、店舗内のカメラが監視する中で棚から商品を選ぶ。店舗を出る際にAmazonアカウントに自動的に課金される。
最初の一般向け店舗は、2018年1月にシアトルにオープンし、8月には2店舗目がオープンした。その後シカゴとサンフランシスコでもオープンしている。また同社は、ニューヨークのロウアーマンハッタンでも開店を予定していると報じられている。
現行の店舗はすべて小型店舗で、WSJによると、このシステムは、天井が高く商品が多い、広いスペースでの利用が難しいためだという。またその結果、大型店舗への導入には時間がかかる見込みだと、同紙の情報筋の1人は述べている。
Amazonがこの技術を、2017年に137億ドルで買収したスーパーマーケットチェーンのWhole Foodsで使用するかは不明だが、WSJの情報筋らは、その可能性は高いとしている。
Amazonは、うわさや憶測にはコメントしないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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