ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、ゲーム機「プレイステーション クラシック」の発売に先立ち、メディア向けに体験会を開催した。
プレイステーション クラシックは、初期型プレイステーションの外見やボタン配置、コントローラ、外箱パッケージのデザインをほぼそのままに、本体をコンパクトにして復刻したもの。懐かしのプレイステーションソフト20タイトルを内蔵している。初期型プレイステーションと同じ日となる、12月3日に数量限定で発売予定。価格は9980円(税別)となっている。
会場では、初期型プレイステーションとプレイステーション クラシックが一緒に並べられており、本体が小さくなったのは一目瞭然。そしてよく見ると細かいところまで再現されていることがわかる。「POWER」や「RESET」、「OPEN」ボタンも再現され、押したときの感覚も、どこか懐かしさを覚えるもの。ただし、プレイステーション クラシックにおけるOPENボタンは、仮想ディスクの入れ替えに使用するため、初期型のようにフタは開かないようになっている。
コントローラについては、初期型と形状や大きさを再現したもの。取付部分こそUSB接続となっているが、接続したときの状態は初期型を彷彿とさせるもの。メモリーカード差込口も再現されているが、何も差し込むことはできないという。
ことコントローラを手にして印象的だったのは“軽さ”。PS4用のコントローラである「DUALSHOCK 4」では初期型と比べ、アナログスティックや振動用のモーターが内蔵されていることもあり、その重さに慣れていると、このコントローラが軽く感じられる。ここも時代の流れを感じるところだ。
ゲームについては限られた時間の関係上、アクションやシューティング、パズルゲームを中心にプレイ。ラインアップはおよそ20年前のタイトルだけあって昨今のデジタルゲームから比べると、タイトルによってはパッと見てグラフィックが荒く感じる点は否めない。しかしながら、あの時はうまくプレイできていたのに……という気持ちを抱えつつも、次第に当時のプレイ感覚、ひいては出来事なども思い出しながら、ついつい熱中して時間ギリギリまでプレイ。物理ディスクの入れ替えがないことや、再開ポイントによって、すぐに再開できる便利さも感じた次第だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス