DMM.comは11月12日、10月31日付で終活ねっとと資本業務提携契約を締結したと発表した。同社は、終活ねっとの発行済株式の51%を取得して子会社化する。買収金額は非公開。
終活ねっとは、お墓や葬儀など、終活全般に関する情報ポータルサイトを運営するスタートアップ企業。終活の情報を発信するメディア「終活ねっと 〜マガジン〜」、終活サービスの比較サイト「終活ねっと」の2サービスを展開している。
同社の代表は現役東大生の岩崎翔太氏、主要メンバーは4人でいずれも20代前半。そのほか、ライター・編集者として、大学生を中心に約40人が在籍してるという。2017年12月には8300万円の資金調達を実施しており、累計調達金額は1億円。
DMMによると、今後同社グループが保有する人材やサービス基盤、資本、ビジネスノウハウを活用することで、終活サービスのITインフラ化に向けた整備、サービス拡大を加速すべく、同社から取締役2名(執行役員 セールスソリューション本部 本部長 緒方悠氏、経営企画室 室長 市村昭宏氏)が就任することを含む資本業務提携契約を、終活ねっとと締結したという。
DMMは、若手起業家が挑戦できる機会の創出に向け、スタートアップ支援、ベンチャー・コミュニティ活性化に向けた投資・買収を積極的に行っている。10月には、若手起業家への支援を目的としたベンチャーキャピタル「DMM VENTURES」を立ち上げているが、今回の投資はDMM本体によるものだという。
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