DMM.comは10月4日、若手起業家への支援を目的としたベンチャーキャピタル「DMM VENTURES」を設立したと発表した。予定投資規模は100億円。同社が出資と運営をし、同社の最高経営責任者(CEO)である片桐孝憲氏と、最高執行責任者(COO)の村中悠介氏が共同出資責任者に就く。
同社ではこれまでも、次世代を担う新規事業の育成、買収、提携などを進めてきた。その延長線上の新たな取り組みとして、さらなる「ベンチャーコミュニティの活性化」「若手起業家支援」などを目的に、DMM VENTURESを設立した。出資比率1〜5%を基準としたマイノリティ出資をしていくという。
また同時に、DMM.comグループが保有する事業やテクノロジ、マーケティングなどのノウハウやネットワークなどのリソースも、必要に応じて出資企業に提供するとしている。ただし、DMM GAMESが運営する「DMM GAMES Ventures」の投資対象である、ゲーム領域のサービス事業者は対象外とのこと。
「DMMは、世界水準のテックカンパニーを目指し、日々歩みを進めている。日本の未来をつくる圧倒的なプロダクト、人々を熱狂させる事業、熱い夢や想いを秘めた起業家の皆さんをサポートしていく」(DMM.com CEOの片桐孝憲氏)。
「DMMは、オンラインからオフライン、カルチャーからスポーツまでとにかく幅広い事業を展開し、 そのノウハウも蓄積されている。どんな事業でも、どんな組織でも、とにかく未来に向かって一歩を踏み出そうとする若手起業家の皆さんを応援していく」(同社COOの村中悠介氏)。
「DMMはスタートアップエコシステムとは別な立ち位置から未来を作ろうとする国内外見ても珍しい独特なポジションを築いている。より強く本質的なテックカンパニーを目指す中で、DMM VENTURESを通じて若手起業家の皆さんを支援していく。ともに10年、20年先の未来を創りあげたい」(同社CTOの松本勇気氏)。
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