カールツァイスは9月28日、ドイツ・ケルンで開催中の写真・カメラの総合イベント「Photokina 2018」において、フルサイズコンパクトデジタルカメラ「ZX1」を発表した。2019年初頭に発売するとしている。
ZX1は、レンズ一体型のデジタルカメラで、新設計のZeiss Distagon 35mm f/2T*レンズに加え、社内で設計された約3740万画素のイメージセンサを搭載する。最高シャッター速度は1/8000秒、ISO感度は80~51200。連写は最高で秒間3コマ、4K/30pでの動画撮影に対応。手ブレ補正機能は搭載していないようだ。
背面には、カメラとしては大型となる4.3インチのマルチタッチディスプレイを搭載しており、タッチベースのUIを採用している。また、EVFは0.7インチOLEDパネル(1920×1080ピクセル)を内蔵し、倍率は0.74倍となる。その他、通信機能として、NFC、Wi-Fi(802.11ac対応)、Bluetooth 4.1 LEを搭載。スマートフォン経由で位置情報の記録が可能だ。
一番の特徴は、Adobe Photoshop Lightroom CCを内蔵したことで、撮影後に直接カメラ内でRAWデータのレタッチが可能となる。さらに、Wi-Fiに接続することで写真をインターネットにアップロードできるほか、OTAによるソフトウェアアップデートにもカメラ単体で対応する。
メモリカードスロットはなく、512Gバイトのストレージを搭載。RAWファイル6800枚、JPEGファイル5万枚を記録できるという。USB-C 3.1端子も搭載しており、PCと接続してデータ転送できるほか、充電、HDMI出力にも対応する。重さは最大800g(バッテリ込み)のようだ。
【記事訂正】(9月28日19時20分)記事初出時、商品名を「XZ1」としておりましたが、正しくは「ZX1」でした。訂正してお詫びいたします。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」