Carlsbergは、そのままでもおいしいビールをさらにおいしくするために人工知能(AI)を活用している。
デンマークに本社を置くCarlsbergは世界最大級のビール醸造企業だ。同社の研究チームは高度なセンサと解析技術を利用して、風味の計画と予測の迅速化を図っている。同社のAIプロジェクトは、米国時間7月16日付のMicrosoftのブログで紹介された。MicrosoftはCarlsbergにクラウドサービスを提供している。
興味をそそるこのAIプロジェクトの目標は、各サンプルの風味の特徴を明らかにすることだ。それによって味の組み合わせの研究を効率化できるため、結果として製造プロセスをスピードアップし、消費者にビールを早く届けられる。
同プロジェクトは3年間続く予定だが、まだ開始から半年のため、現時点で具体的な成果は生まれていない。それでも、CarlsbergのAIはいくつかの基本的な「味」を習得しているらしく、すでに異なるピルスナーとラガーの味を識別することが可能だと、ブログには記されている。研究チームは現在、醸造技術者が利用しやすいようにプログラムを改良中だ。
この件でCarlsbergにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス