米証券取引委員会(SEC)の関係者がイーサリアムはSECの規制が適用される証券には分類されないと発言したことを受けて、米国時間6月14日、イーサリアムの価格が約11%急騰し、一時は1コインあたり526ドル近くに達した。
SECのコーポレートファイナンス部門でディレクターを務めるWilliam Hinman氏は14日、Yahoo Finance All Markets Summitで、イーサリアムの取引は証券取引には当たらないとの考えを示した。イーサリアムのネットワークは構造が分散化されていることを理由に挙げている。
同氏の発言は、デジタル通貨に投資する人々に安心感をもたらすニュースかもしれない。そうした投資家たちは、ビットコイン(投資家の間で最も人気の高い仮想通貨)への信頼を低下させる一連の問題を受けて、ビットコインの価値が半分以下に急落するのを目撃してきた。ビットコインは2017年12月、1コインあたり約1万9000ドルという過去最高値を付けた。
その後、仮想通貨マイニングマーケットプレイスの「NiceHash」がハッキング被害に遭ったことを12月に明かした。6200万ドル(約70億円)相当のビットコインが盗まれたとされ、これを受けてビットコインの価格は下落した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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