Appleの「iPhone」の組み立てを受託していることで知られる台湾のFoxconnが、独自ブランド製品の製造を視野に入れているという。
Reutersによる米国時間6月6日の報道によると、Foxconnの会長であるTerry Gou氏は同社30周年の祝典で、高度なハードウェアとソフトウェアを含む、クラウドコンピューティングのような統合ソリューションの提供を計画していると発表したという。
またGou氏を補佐する幹部のLouis Woo氏はReutersの取材に対し、この新たなビジネスモデルは比較的小規模な企業や組織に適していると語っている。
Woo氏はReutersに対し、「当社の多くの顧客に向け、データセンターを構築しているが、当社がデータセンターサービスを提供していることは知られていない」と述べた。「当社にはさまざまなサービスがあり、将来的にこうしたものをすべてまとめて技術的なサービスを顧客企業に提供していきたい」(Woo氏)
Foxconnでは、産業分野の他の企業に対し、工場の完全自動化などの「スマートマニュファクチャリング」サービスを提供していく計画もあるという。
またFoxconnは、米国での事業も拡大している。ウィスコンシン州の工場に100億ドル(約1兆1000億円)を投資していると報じられており、Milwaukee Journal Sentinelによると、5月には建設を開始したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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