Cerevoは1月9日、3G/4Gの通信機能を内蔵した超小型自動販売機「Qvie(キューヴィー)」を開発し、2018年夏頃に発売すると発表した。価格は未定。
Qvieは、商品を収容するカーゴユニットと、決済機能を備えたヘッドユニットで構成される超小型のキャッシュレス自動販売機。1台のヘッドユニットに対して複数のカーゴユニットを接続でき、さまざまな商品を同時に販売できる。
同社では、Airbnbをはじめとするシェアリングエコノミーサービスや旧来型のフリーマーケット、観光地における名産品の販売といったCtoCビジネスにおいて、取引のハードルとなる現金や商品のやり取り、在庫管理などの課題を解決するために開発したという。
ヘッドユニットには、電子ペーパーのディスプレイとNFCが搭載されており、スマートフォンでQRコードを読み取るか、NFC対応のスマートフォンをかざすことで決済画面をスマートフォンに表示。決済が完了するとカーゴユニットが解錠され、中の商品を入手できる仕組みとなっている。
決済はモバイルペイメント(スマートフォンを使った電子決済)に対応予定で、購入者はこうした決済サービスを利用していれば事前のユーザー登録は不要となる。また、販売者はドアの開閉時間や回数、売上金額といった販売状況をスマートフォンからリアルタイムに確認できる。
ヘッドユニットは3G/4Gの通信機能を搭載。通信に伴う面倒な設定が不要になるほか、ヘッドユニットとカーゴユニットともに大容量バッテリを内蔵しており、約1カ月間は充電不要で連続稼働可能だ。
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