MSDは11月24日、日本の糖尿病領域における医療課題を解決するビジネスプランを募集する「Diabetes Innovation Challenge」の最終審査会・表彰式を11月18日に開催し、最優秀賞・優秀賞・アライアンス賞の3団体が決定したと発表した。
Diabetes Innovation Challengeは、同社のヘルステックプログラム(スタートアップ企業向けビジネス開発支援プログラム)の取り組みのひとつで、糖尿病領域に特化したビジネスコンテスト。学生、会社員、事業者、起業家など対象としており、2017年5月30日〜8月31日の期間で応募(書類審査期間は9月〜10月)していた。
なお、最優秀賞は、エーテンラボ(応募プラン:三日坊主防止アプリ みんチャレ)。優秀賞は、プライム・ファクターズ(応募プラン:コミュニケーションロボットを活用した服薬管理サービスの提供)。アライアンス賞は、歯っぴ〜(九州大学ビジネススクール所属)(応募プラン:日常の歯磨きから糖尿病へ3つの予防機能を)。
入賞した3団体には、同社が2〜3カ月間のメンタリングを実施し、ビジネスプランの実現化を支援する。
同社は、「Beyond the pill」をテーマに「医薬品提供の価値をより高めるとともに、医薬品提供にとどまらないサービスやソリューションの提供で社会に貢献する」ことを目指している。
同社によると、日本人の5人に1人は、糖尿病患者および、予備群といわれているという。糖尿病における医療課題としても挙げられる「健康診断等の受診率の現状」、「糖尿病が疑われている人の医療機関受診率の現状」、「糖尿病薬の服薬アドヒアランス(服薬遵守)の現状」の3つが同コンテストの課題テーマであり、これら医療課題の解決を目指すビジネスプランを募集し、実現化を支援することで、日本の糖尿病治療への貢献および、糖尿病患者のQOL向上を目指している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス