T-MobileとSprintの合併話は、実際に前に進む前に消滅するかもしれない。
Nikkei Asian Reviewの新しい記事によると、Sprintの親会社で日本の通信事業者であるソフトバンクグループは、この合併交渉を打ち切る計画だという。Nikkeiは、統合後の支配権を巡って折り合いが付かなかったとしている。
ソフトバンクは、早ければ10月31日にもT-Mobileの親会社でドイツの通信事業者であるDeutsche Telekomに対し、交渉打ち切りを申し入れる可能性があるとNikkeiは報じている。この記事によると、両社は大筋で合意に達していたが、統合後の企業の支配権をどちらが握るかで合意に至らなかったという。Deutsche Telekomは支配権を主張し、ソフトバンクも当初はそれを前向きに検討する姿勢を見せていたが、のちに考えを改めたとNikkeiは報じている。
T-MobileとSprintが合併するかもしれないといううわさは数年前からあったが、これまで実現には至らなかった。両社は米国市場において、それよりも規模の大きい競合企業であるVerizon WirelessとAT&Tに後れを取っている。合併すれば優位に立てる可能性があったが、批評家らからは、通信事業者が3社に集約されると競争が損なわれ、消費者に不利益が生じると懸念する声が挙がっていた。
Deutsche Telekomは、うわさや憶測にはコメントしないと述べた。米CNETはSprint、T-Mobile、ソフトバンクにもコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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