フェンリルは10月25日、バレーボール動画分析アプリ「VLabo(ブラボー)」を一般公開した。価格は11月までは無料で、その後は課金をする予定。1選手につき1アカウント(iPad1台)を利用するイメージだという。
VLaboは 、同社が全日本女子バレーボール代表と日本スポーツアナリスト協会とともに開発した、バレーボールのデータ分析に特化した動画プレイヤーアプリで、2015年から全日本女子バレーボール代表の選手と監督コーチに利用されている。現役アナリスト監修のもと、眞鍋政義前全日本女子バレーボール代表監督率いる代表チームと協同で開発された「Eye Volley Pad(EVP:イーブイピー)」がベースになっているという。
iPadなどでユーザーが見たいプレイのみを検索し連続再生することで、相手選手の研究や、自身のプレイを振り返ることが可能。また、動画再生のコントロールをジェスチャーで操作できるため、手元を見ずに操作できるとしている。今後はプレイのタイムラインにタグを打ち込み、シーンごとのコーチングを可能にする機能を追加する予定だという。
VLaboの利用シーンとしては、アナリストが試合中にデータを入力し、プレイの内容を評価した上で、移動中などに選手にデータを渡すといった使い方が多いという。たとえば、レシーブが成功したのか、失敗したのか、相手にアタックした際に体のどこに当てればいいのかといった分析内容を、動画を見ながらレクチャーできるという。
2020年までに、国内外のクラブチームや学生など、約200チームの利用を想定しているとのこと。また、同社では将来的にはバレーボール以外の幅広いスポーツにも動画分析アプリを展開したいとしている。
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