スマートキャンプは10月13日、ブロックチェーン技術を活用したシングルサインオン「BoID(ボイド)」の事前登録を開始したと発表した。リリースは11月下旬の予定で、ベータ版の利用料は無料。
同社は、法人サービス比較サイト「Boxil(ボクシル)」を通じて、法人企業にSaaSを中心としたサービスを紹介している。近年、SaaSを導入検討する企業が増えており、SaaSの導入が進むと同時に複数のID/Passの管理が必要になることから、シングルサインオンの開発に至ったという。
このシングルサインオンを利用することで、勤怠管理、会計ソフト、SFA、CRMといった、SaaSのID/Passを一括で管理できるようになるほか、導入しているSaaSのアクティブ率の可視化や、Boxilで蓄積したデータを元にした最適なSaaSのレコメンドが可能になるとしている。
さらに、ブロックチェーン技術の導入を予定しており、現時点ではイーサリアムをベースにログ管理での活用を予定している。将来的には「Filecoin」や「Storj」のように、暗号化されたデータを分散させ、より強固なセキュリティを安価に提供できるようにするという。
このほか、Adonation(ADとDonationによる造語)を通じて、サービスの利用頻度に応じて、収益の一部を慈善団体へと寄付する取り組みも実施する予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス