AnyPayは8月28日、仮想通貨を使った資金調達手段「ICO(Initial Coin Offering)」のコンサルティング事業に、9月より参入すると発表した。
ICOによる資金調達は世界中で急激に増加しており、日本でも新たな資金調達方法として注目を浴びている。しかし、関連情報の不足や法的整備・会計処理の複雑さがICO実施の障壁になっており、コンサルティング事業はこの課題を解決するものになるという。
ICOコンサルティングでは、通常の資金調達に必要な検討事項に加え、ICO固有で必要な法律、会計観点からのスキーム検討、配布するトークンの発行・組成、国内外へのPR・マーケティングのサポートをワンストップで提供。社内のプロフェッショナルに加え、社外の有識者や取引所など、国内外のパートナーも含めた金融・仮想通貨に造詣の深いチームで取り組むという。
また、仮想通貨発行事業者と連携して仮想通貨発行システムを開発。コンサルティング事業への参入に併せて、仮想通貨発行システムの提供も開始する。これにより、仮想通貨領域の知見を持たない企業でもスムーズにICOの実施が可能となる。
同社では今後、国内外への展開を実施していく予定だという。
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