小学生は夜10時から朝6時までスマホに“ロック”--格安スマホ「トーンモバイル」に新機能

 トーンモバイルは7月25日、同社が展開するTSUTAYAの格安スマホ「トーンモバイル」において、新端末「TONE m17」を8月1日に発売することを発表した。価格は3万4800円。また、30代を中心とした子育て世代の母親向けの女性誌「VERY」と共同開発したサービスの第1弾を発表した。


「TONE m17」

 TONE m17は、富士通コネクテッドテクノロジーズが製造を担当。MIL規格の23項目に準拠した耐久性と防水・防じん性能に加え、ディスプレイ面、フレーム面、背面塗装までを統合したTONE独自の「TONEダメージレス構造」を採用することで、耐衝撃、防水・防塵、耐擦傷性能を備えている。

 また、箱に置くだけで不具合を自動検知・修復する「置くだけサポート」機能を搭載するほか、カメラで撮影するだけでそのまま端末を設定してくれる「撮るだけ設定」や、端末をかざすと特定の連絡先を呼び出したり、通知を送ったりできる「お知らせシール」(サービス開始時期未定)などの新機能も追加されるという。

 本体サイズは高さ約144mm×幅約71mm×厚さ約8mmで、重量は約148g。OSはAndroid 7.1.1。5.0インチ液晶を搭載し、背面1310万画素、前面500万画素のカメラ、2580mAhのバッテリを搭載する。

中学生になるまでは夜10時から朝6時までロック

 VERYとの共同開発による新サービスでは、「中学生になるまでは、夜10時から朝6時まで」といった宣言に対して、その通りに端末がロック設定される機能を実装。緊急時には、ロック画面に「緊急連絡先」の電話番号に発信可能なボタンが設定される(親の判断によりロック解除可能)。

 このほか、「通学時の連絡用にスマートフォンは持たせたいけれど、勉強に集中できないのは心配」という声に応え、あらかじめ設定した場所に出入りすると居場所の通知を受け取れる「ジオフェンス」機能に、設定した場所に入ると自動的に端末にロックがかかる機能を追加した(TONE m17のみの機能)。


 また、「家庭内でスマホ利用に関するルールを作ってもなかなか守れない」などの問題に対応できる、AIと文字認識を活用した「親子の約束」機能を追加。同社サイトで入手できる専用用紙に、利用するアプリと利用できる時間帯を書いて、親が持つ端末の「TONE見守り」アプリからカメラで撮影すると、約束の内容がそのまま子どものアプリ利用時間制限に反映されようになるという。

 「子どもの1日の行動やスマホの利用状況を毎日把握したい」という声に応え、移動経路、歩数・活動量、アプリ利用時間、あんしんインターネットのアクセスブロック数、インターネットの閲覧履歴・利用時間など、AIによって集積された1日の行動がサマリーになって、毎日レポートとして届く機能も追加された。

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